2006年01月06日

●STUDIO ONE

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お正月はブログもお休みしておりましたが、今日からまたぼちぼちスタートです。今年のブログは少しのんびり更新する予定です。この正月「studio one/スタジオ・ワン」レーベルばかり聞いていました。スタジオ・ワンは、レゲエ好きならかならず通るレーベルですね。

スタジオ・ワン(以下スタワン)のボスであり、ジャマイカ音楽界の重要人物でもある「Clement Seymour Dodd/クレメント・シーモア・ドット」a.k.a「Coxsone/コクソン」について...。1932年1月26日キングストンに誕生、愛称でもあるコクソンとは1940年代に活躍したイギリスのクリケット選手の名前、若いころの彼のクリケットの腕前から付けられたそうです。彼の母親は酒屋を経営していました。音楽好きのコクソンは、その店で自分の持っているビバップやジャズのレコードなどお客さんに聞かせていました。その後アメリカのフロリダの農場へ仕事で渡り(第2次世界大戦後の不況のあおりで、多くのジャマイカンが島を出て稼ぎに出たそうです)滞在中にたくさんの音楽と出会い、刺激をうけます。それから自分のPA機器やターンテーブルなどを持ってジャマイカへ帰り、50年代中頃から「サー・コクソンズ・ダウンビート」という移動式野外ディスコ、いわゆるサウンドシステムをスタートさせます。

当時はサウンドシステムの全盛期で、いたるところに色々なサウンドシステムが出ていたそうです。コクソンのダウンビートはその頃の最大のライバルであり、サウンドシステムの先輩でもあったデューク・リードのトロージャンやキングエドワード、と並び、当時のサウンドシステムの中でも特に人気があり、自分の足で見つけたルートである、ブルックリンから大量に輸入する良質なジャズやR&Bのレコードはそれらのライバル達に差をつける決定的なアイテムだったそうです。

各サウンドシステムは「これが今一番イケてる曲なんだぜ」ってな感じで、競いあっていたのですが。当時のサウンドシステムの競争はとても激しかったらしく、嫌がらせはもちろん、夜道を襲われたり(プリンス・バスターをコクソンは用心棒として雇っていました。独立してヴォイス・オブ・ピープルというシステムでライバルに...。)プレイする曲が知られないようにレーベル面を消したり、違うレーベルや名前自体を変えたりしていたそうです。

レコードをプッシュし盛り上げるための手法でレコードに合わせておしゃべりを被せる事もこのコクソンのサウンドシステム、ダウンビートの看板DJカウント・マチューキや弟子のキング・スティットがはじめました。これが今のダンスホールの元祖ともいえるスタイルですね。(当時の雰囲気をキング・スティットが再現した「DANCEHALL '63」というアルバムは必聴)

50年代の終わりごろには、自分達だけのレコードを自分達のシステムのためにプレスしはじめますが(今のダブ・プレートみたいなもの)60年代に入るとコクソンは自分のレコード会社「Muzik City」を設立し、色んなレーベル名でレコードの販売の方にも力を入れていきます。「All Stars」 「C&N」「D.Darling」 「Downbeat」「Muzik City」 「N.D Records」「Supreme」 「Worldisc」「Coxsone」 「Studio One」これ全部コクソン。DOWNBEAT SPECIAL

63年にはスタワンを設立し、ジャマイカのアーティストによるジャマイカの音楽にもっともっと力を入れるようになります。(65年までは1トラックで録音していたそうです)スカやロックステディ、レゲエの名曲、名盤の数々をリリース。看板バンドでもあるスカタライツやアルトン・エリス、デルロイ・ウィルソン、ケンブースやヘプトーンズ、バーニングスピアやアビシニアンズ、そしてボブ・マーリーのウェイラーズ、シュガー・マイノットにフレディー・マクレガー、グラディエイターズなどなど、あげればきりがないほどすばらしいアーティスト達がこのスタワン出身です。

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とにかくリリース量も半端じゃなく、コクソン自身もすべて把握していないぐらいらしいのですが、レゲエのレコード買うのにまよったら「とりあえずスタワン」ってな感じのレーベルです。僕ももちろん大好きで、あのロゴを見るだけでドキドキしてしまいますね。

コクソンの偉業を讃え、スタワンのあるブレントフォード・ロード13番地という通りは「スタジオ・ワン・ブルーバード」と名前を変えています。そのすぐ後、惜しくも2004年5月4日心臓発作のため72歳で亡くなります...R.I.P.

昔から音楽へたいする自分のセンスと感覚を信じて一筋にやって来たコクソン。アーティストとの金銭面のトラブルも多くあったようですが、それは商売上手でもあったって事なんでしょうね。スカ、ロックステディ、ルーツロックレゲエ、今でもリメイクされ続ける名トラック達、沢山のすばらしい音楽を残してくれたコクソンに感謝して聞きたいと思います。

2006年、今年は何枚のスタワンが我が家にやって来るんでしょうか...楽しみです!!もちろん今日も我が家はSTUDIO ONE!!あ〜ぁジャメーカ行きてー

参考サイト:
BIG UP RADIO←ほとんどここに書いてます(爆)

DOWNBEAT SPECIAL

STUDIO ONE STYLE←解説付きの音源がダウンロードできます。

投稿者 studio uprising : 22:47 | コメント (5)